【CentOS】言語設定を日本語から英語に変更する方法
はじめに
OpenStackの検証中に、CentOSの言語設定を英語にする機会があったのでメモしておきます。
CentOSの言語を変更するには、ロケール(locale)設定を変更します。なお、今回はCentOS 8でコマンドの確認をしていますが、CentOS 7でも同様の手順が使えます。
前提条件
以下の前提条件で検証しています。
- OS: CentOS 8.0
- 各手順はroot権限を持つユーザで実施
OSは、CentOSインストールDVDのISOファイルから「最小限のインストール」を選択しインストールを行いました。
バージョン情報は以下の通りです。
# cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 8.0.1905 (Core)
# uname -r
4.18.0-80.el8.x86_6
設定手順
現在のロケール設定の確認
以下のコマンドを実行することで、現在のロケール設定を確認できます。
以下の例では、ロケールがLANG=ja_JP.UTF-8
(日本語UTF-8)に設定されています。
# localectl status
System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8
VC Keymap: us
X11 Layout: n/a
試しにdate
コマンドを実行すると、表示結果が日本語で表示されます。
これは、ロケール設定が日本語のためです。
# date
2019年 10月 26日 土曜日 23:57:32 JST
ロケール設定の変更
以下のコマンドを実行し、ロケールを英語、UTF-8出力に変更します。
# localectl set-locale en_US.UTF-8
以下のコマンドを実行すると、ロケール設定が英語に変更されたことを確認できます。
# localectl
System Locale: LANG=en_US.UTF-8
VC Keymap: us
X11 Layout: n/a
上記設定だけでは、OSを再起動しないと設定が有効になりません。
以下のコマンドを実行し、設定を即時反映させます。
# source /etc/locale.conf
設定変更後の確認
再びdate
コマンドを実行し、表示が英語に変化していれば設定完了です。
# date
Sun Oct 27 00:04:00 JST 2019