【資格試験】LinuC レベル3 304を受験した感想

サーバ領域のスキルアップのために学習していたLinuC レベル3 304試験にこの度合格しました!

試験概要

LinuCは、運営団体のLPI-JapanがLPICの代わりに始めたLinux技術者の認定試験です。
LinuCの中でレベル3は最上位のレベルで、304試験は主に仮想化、高可用性に関する技術が範囲の試験です。

以前は国内でLinuxの資格というとLPICが主流でしたが、LinuC登場後、多くの国内ITベンダはLinuCを支持しているようです。

試験対策

インプレスの「徹底攻略LPIC Level3 304教科書+問題集」(いわゆる黒本)を購入し、1ヶ月程かけて解説を3周読みました。
それと並行して、章末問題と巻末の仕上げ問題を解き、わからないところはまた解説を読むという作業をひたすら繰り返して8割以上問題を解ける状態にしました。

また、仮想化の範囲はいまいちコマンドの操作イメージを掴みにくかったので、実際に自宅の検証環境でXenとKVMを構築して実機でコマンドを勉強していました。公式サイトの出題範囲を確認しながら該当コマンドを学習していきました。
304試験 出題範囲

受験後に気付きましたが、公式サイトにも例題集があったのでこちらも学習しておくと良いかもしれません。
304試験の例題と解説

受験してみての感想

問題に関することは受験時に機密保持契約を結んでいるため掲載出来ないのですが、基本的には前述の試験対策で学習した内容をきちんと理解していれば合格できるかと思います。

受験してみての感想として、まず技術面で役に立つか。

本試験出題範囲のソフトウェアを実務で一から構築するとなると、インストール手順やパラメータ設定の知識は試験範囲だけでは不十分かもしれません。試験勉強で学んだ知識を元に、Linuxの実機を用意して実際に手を動かしてみることが大切です。

ただし、提案活動を行う営業や、構築ベンダを統括する上流工程のSEのポジションの人にとっては、関係者と会話をする上で本試験の内容は役立つはずです。プロジェクトで使用する各プロダクトの特徴、制約事項は実作業者でなくとも把握しておく必要があります。

そして、何と言っても本資格を持っていることのメリットは、Linux技術者としての客観的な実力の証明ができることではないでしょうか。試験範囲が詳細かつ明確に公開されているので、資格を持っている人間が何ができのか第三者から一目でわかります。

社内でこれからLinux系プロジェクトへ参加を志願する方や、Linux系ベンダへの転職を考えている方は是非取得をお勧めしたい資格だと思いました。

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